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名鉄広見線末端部(新可児〜御嵩)の今後の処遇について、岐阜県御嵩(みたけ)町は先の蒲郡線に倣い、みなし上下経営分離方式で存続の意向を固めた模様です。
この末端部の在り方については、可児市が高額な資金分担で存続には難色。一時はバス化も提言していたようだが、御嵩町内の沿線住民有志らが鉄道としての存続を求める署名活動を熱心に行い、御嵩町役場の幹部をも、ついに動かしたようだ。うん。(微笑)
もし事実ならば、まさしく奇跡としか言いようがないね。うん。
私自身は正直なところ、これまで広見線末端部の存続を絶望視していました。
これから名鉄本社や可児市や八百津町と交渉を重ねて、経営方式変更に向けた下準備が進められるものとみられます。
八百津支線(明智〜兼山〜八百津)の廃止は確か2001年秋頃だったかな。今はYAOバスがその輸送を代行していますが、あくまでも明智駅前発着なので、仮にも広見線末端部が無くなれば困るでしょう。
今後も残すならば、PC枕木への更新や架線柱のコンクリートもしくは鉄骨化、さらには交通系ICカードへの簡易対応化もなるべく早めに行わねばなるまい。勿論、新札対応化は今すぐにでも実施して貰いたいほどだわ。
また蒲郡線とは異なり、広見線末端部は終点に他鉄道路線との連絡がなく、また沿線の観光資源も今ひとつ。せいぜい、中山道の宿場町跡や、御嵩の遊歩道、花寿司ぐらいか。
それを一体、どう全国的にアピールすべきか? まずは、そこから始まるだろう。これらとは別に新たな観光資源の開発も併せて行った方が良い。
また、御嵩〜御嵩口は駅間距離が余りにも短い。私自身が実地で見た範囲内では、かつての河和線・阿久比〜椋岡(←既に廃止済み)並みで、健常者ならば徒歩でも十分に往来出来るほどの近さだ。
私個人的には、御嵩口駅の機能は今の御嵩駅へ吸収→統廃合させ、その代わりに新興大型商業施設がある付近に改めて新駅を開業させたらどうか?と思いますよ。
そうすれば、自家用車を運転出来ない地元の高齢者たちも大いに助かる筈だ。認知症的なアクセルとブレーキの踏み間違えによる悲惨な人身事故は、もう沢山だ!! あの美しい大型商業施設の構内でのかかる事故発生を未然に防ぐためにも。
今までの顔戸(ごうど)駅は西顔戸駅に改称させて、新駅は東顔戸駅とでも命名すれば良かろう。
また、御嵩口駅と明智駅については不用になった線路跡やホームの敷地跡を民間にどしどし売却すれば良い。いつまでも土地の塩漬けでは経営的にも宜しくない。知多新線のことを思えば当然だ。
少なくとも、そのぐらいのことを決行する覚悟は必要だ。
さらに電車線をJR武豊線に準じたき電ちょう架線に変更させて、設備自体のさらなるスリム化が望ましい。これは西尾〜蒲郡にも言えますよ。枕木や架線柱の更新工事と同時に行えば良かろう。
やはりバス化するにしても、人手不足で一部の便の運休が懸念されることが、今般の存続方針の決め手になったか。(微笑)
さらに3100系もしくは3150系のうち5本程度の閑散線ワンマン対応化に迫られよう。本線系で車両不足になる場合は、その分を9120番代のさらなる増備で補えば良い。
当初は6800系金魚鉢型の転用でどうか?と思ったが、西尾線、広見線とも、ここのところはECB車群による営業運用が激増しており、犬山もしくは舞木方面への検査回送も考えて、3500系や9100系等との併結可能が望ましい。
因みに、ごく最近になり、鉄仮面型の6806Fもどうやら舞木検査場入りか。恐らく、このまま廃車だろう。また、同じく6808Fも存続が危ないとも。
3100系ならば、あのレトロカラー塗装も十分に引き継げる筈だ。
また新可児、吉良吉田とも駅構内のあの鬱陶しい中間改札機は撤去が望ましい。今後は少なくとも西尾〜蒲郡、犬山〜御嵩で直通ワンマン列車が走ることにもなりそうだから。今後とも鉄道路線として存続の場合ならば尚更だ。
……………以上、私自身がふと思った正直な感想です。
・追伸(5/11)……………この久々に明るいニュース。名古屋市内では今朝の中日新聞第二社会面(12版)に掲載されていますね。そちらも参照を。ともあれ、名鉄広見線末端部が最善の形で確実に存続が図れるように祈ってやみません。